何のためにセカンドオピニオンを受けるのか
一般にセカンドオピニオンに期待できること
セカンドオピニオンは患者が自分自身の病気に対する知見を深めることこそが本旨であり、セカンドオピニオンを利用することで自分自身の病気に対する理解を深め、実現可能な範囲に限られるものの、自分自身が望む形で治療を受けることが期待できる他、テレビをはじめとしたメディアで取り上げられる頻度は高いわりにあまり多くはありませんが、誤診を回避できる可能性が高まり、正しい病名に基づく適切な治療を受けられることが期待できます。
加えて、セカンドオピニオンを介して自分自身の病気に対する知見を深めることで、病気との付き合い方が上手くなる副次効果も見込まれ、病気への不安をやわらげつつ、不知がもたらす不安由来のストレスを緩和する効果も望めるはずです。
セカンドオピニオンは選択肢を広げる
全てのケースにおいてセカンドオピニオンがプラスに働くわけではありませんし、全ての患者さんにとってセカンドオピニオンを受けるのが正解であるわけではないかもしれませんが、セカンドオピニオンによって主治医と外部の医師それぞれの知見を得る機会を耳にすることは、自分自身の病気と病状を正確に把握するために役立ち、病気に対する様々なアプローチを知ることにつながるはずです。
つまり、セカンドオピニオンを受けることは、病気に対する選択肢を広げることにつながると言え、薬や療法といった基本的な病気へのアプローチ方法が必ずしも一つとは限らないことを知ると共に、自分自身が持つ病気への選択肢を知り、より自分自身にとって望ましい治療を選択して受けることができる可能性を高めると言えます。